一般社団法人 孫子塾

孫子塾

孫子塾 事業内容

1 オンライン通信講座「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」

 先行き不透明なこの時代にあって、孫子の兵法に学ぼうというムードは益々盛んですが、一般的に、うまく学べないためか、実際に孫子を活用し現実を変革していくというレベルまでには至らず、いたずらに断片的な知識を積み上げるだけで、結局、一知半解に終始し、心ならずも消化不良のままで終わってしまうパターンが多いようです。

 もとより巷には数多の孫子解説本が溢れておりますが、逆に言えば、これら孫子本の多くは、残念ながら、孫子を学び活用するための適切な材料や方法論を示し得ていない、と断ぜざるを得ません。つまり、この類の本をいくら読んでも、広大な孫子兵法の裾野をグルグル回ることはできても、その本質たる頂上を極めることはできないということです。

 このような要請に応えるべく、弊塾では、脳力開発と情勢判断の方法を学びつつ、その観点から孫子兵法を読み解くという画期的な学習システムのオンライン通信講座「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」を開設しております。問題解決の根本となる戦略的思考法が基礎から学べる専門講座は、今までに類を見ないものです。

 基礎・応用・総括篇の三コースがあり、受講期間はそれぞれ6ヶ月です。終了まで最短でも一年半を要しますが、孫子兵法と脳力開発の両者をそれぞれの角度から循環往復するスパイラルなプロセスで学ぶことにより、適確な情勢分析と判断力・決断と実行力が身に付き、次第に高度な問題解決が可能となります。

 受講生には、企業経営者・大学教員・弁護士・公認会計士・経営コンサルタント・税理士・社労士・公務員・管理職などのご職業の方が多く、年齢的には30後半~50代前半という構成になっております。

 多くの方々から「孫子が本格的に体系的に学べる」「本当に考え方が変り、目から鱗が落ちるようだ」など大変にご好評をいただいております。必ずや、ご期待に添える講座であると自信を持ってお勧めいたします。

2 通学講座「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」

 上記のオンライン通信講座は、遠隔地の方や時間の有効活用を図りたいと考えている方などには大きなメリットがあります。しかし、いわゆる授業方式に比べると説明や理解面、相互のコミュニケーションなどにおいてはどうしても補えないものがあり、いくらきめ細やかな運営を心掛けても痒い所に手が届かないというジレンマを脱し得ません。その点、授業方式は、物理的・時間的に通学できる方という条件付きではありますが、通信教育の不利面を補って余りある面があります。

 ではなぜ、当塾がこれまでオンライン通信講座に固執してきたかと申しますと、やはり、この類の勉強は、じっくりとテキストを読み、自分の頭を使って考え、自分の手を使って納得するレポートに纏めること、それを提出し添削を受け、足りない部分を整理することというプロセスを重視していたからに他なりません。

 とは言え、中には通信教育が苦手という方も、あるいは通学が可能な方も、はたまたこの類の勉強はどうしても対面形式で授業を受けたいと希望される方も少なからずおられます。

 そこで当塾では、オンライン通信講座は従来通り維持しつつ、首都圏で通学可能な方のために対面式の通学講座を新たに設けました。幸い、当塾には通信教育用の優れた教材と豊かな経験と指導者がおりますので、これを対面式の通学講座という形で有効活用しようとするものであります。

 とりわけ、この通学講座は「現代日本人はなぜ兵法的思考が不得手なのか」という観点から、社会人を対象に孫子に代表される兵法的思考、およびその実践論的体系たる脳力開発を学ぶ場を提供するものであります。言い換えれば、人生の諸問題に適切に処するための本質的な要素たる真の戦略的思考をいかに学ぶか、ということであります。

 まさにこの分野こそ、今日の日本社会に決定的に欠けている最重要の問題であり、いやしくも社会人たる者、真摯にこれを追究し、揺るぎ無い自己を確立することが求められております。その意味でこの通学講座は、今日の大学におけるいわゆる社会人大学院的な役割を果たすべく設けらたものであります。

3 オンライン通信講座「脳力開発と情勢判断学講座」

 脳力と能力、同じ「のうりょく」でも本質的に意味は違います。能力は、ある特定の分野や対象に対して優れた力を発揮し、よい結果を出して行くという特性のことです。

 脳力は、脳の発揮する力のことで、脳をよく使った結果として能力が発揮されることになります。つまり、脳力とは、人間の全体的な、そして種々の具体的な行動と実力を決定づける土台と言えます。

 そのゆえに両者の違いは、根幹と枝葉の違いであり、全体と部分の違いであり、原因と結果の違いであるとも言えます。

 脳の活動には一定の法則性があり、それに背いては動きません。熱意や意気込みばかりがあっても脳の使い方のプロセスに合わないとやがて行き詰ってしまいます。この講座は、故城野宏先生の脳力開発教育を踏まえて、脳の使い方のプロセスを整理し、体系づけたものです。

 この講座を学ぶことにより、これまでできないと思っていたことができるようになり、難しいと悩んでいたことが、ごく簡単で易しいことになってしまいます。つまり、脳力開発によって人間の総合的な実力を向上させることが可能なのです。企業にとっては、会社の目的と手段が組織の末端まで行き渡り、業績の向上となって現れてきます。

 誰でもできます。いつでも、どこでもできます。ありとあらゆるものがその対象なります。それが脳力開発です。

お知らせ

2017年01月21日
28:日本人のルーツ『倭人はどこから来たのか』の出版のお知らせ
2016年01月02日
27:【孫子 一問一答】シリーズ 第六回の「立ち読み」のご案内
2015年08月13日
26:孫子の曰う『拙速』と、いわゆる「拙速」の典型例たる「戦争法案」との関係
2015年06月16日
25:【孫子正解】シリーズ 第十回の「立ち読み」のご案内
2015年06月01日
24:【孫子 一問一答】シリーズ 第五回の「立ち読み」のご案内
2017年05月23日
「孫子に学ぶ脳力開発と情勢判断の方法」通学ゼミ講座 受講生募集
2015年01月07日
22:【孫子 一問一答】シリーズ 第四回の「立ち読み」のご案内
2014年09月29日
21:【孫子 一問一答】シリーズ 第三回の「立ち読み」のご案内
2014年07月23日
※著者からの「読者サービス」のお知らせ
2014年06月16日
19:電子書籍【孫子 一問一答】シリーズ第二回出版のお知らせ
2014年04月10日
18、根本的におかしいNHK・百分de名著「孫子」
2014年03月30日
【孫子 一問一答】シリーズ 第一回 出版のお知らせ
2013年12月22日
コラム15:〈第三篇 謀攻〉に曰う「兵力比互角の戦法」について
2013年12月12日
コラム14:孫子の曰う『善後策』と『拙速』の真意について

コラム

☆コラム24:【孫子 一問一答】シリーズ 第五回の「立ち読み」のご案内
 ここでは【ご質問】Ⅲの、「孫子は、いわゆる集団的自衛権についてどのように論じているのでしょうか」についてその内容をご紹介します…
 

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